会話の中では、当り障りのないやりとりは問題ないのですが、少し踏み込んだ会話になると途端にギクシャクしてしまうことはよくあります。

たしかに、相手のプライベートにまつわる内容の話やココロの中にしまいこんでいる本音などを引き出すのは、接客業のプロでも難しいものです。

ところが、意外な裏ワザでうまくいくこともあります。

「そんな単純なことで?」と驚くかもしれませんが、コミュニケーションの基本は相手の話を聞くことです。

020523

『話し上手は聞き上手』と良く言ったものですね。

相手との会話の中で、適度な間隔で「うんうん」とうなずいたり、「なるほど」「へ~、それで」などとリズミカルでテンポよく相槌を打ったりすることで、相手は気分よく話ができるようになります。

このリズミカルでテンポの良い相槌というのがポイントです。

すると、そのうち思わぬ本音がポロリとこぼれたり、普段は人に話さないようなことまで口にしたりします。

何かを問いかけて口を開かせるのではなくて、聞き上手になって相手を乗せるというテクニックなのです。

誰でも「なぜか今日は余計なことまでペラペラと喋ってしまったなぁ」と思う経験があると思います。

そういうときは、おそらく相手は話を聞きながら、かなり相槌を打ったり、うなずいたりしていたはずです。

ですので、今度は貴方がその立場に立って聞き上手に徹すればいいのですね。